いきなりですが、お聞きします。
ウェブサイトって何でできていますか。
まあ、ほとんどの人が
「HTMLとCSSでできているんじゃないの?」
と答えるでしょう。
ちょっと待って・・・、
わからないっていう人もいますよね。
失礼しました。
それでは回答です。
ウェブサイトは、主にHTMLとCSSとで出来ています。
その通りでした。
HTMLではできないこと

その HTML のみではできないことがあります。
出来ないことも結構ありますが、
根本的な問題としてできないことです。
それは動的なウェブページを作成することです。
「えっ、動的ってどういうこと?」
とつい思ってしまったりするかもしれませんね。
もともと、ウェブページは
静的ページと動的ページとがあります。
静的ページとは
ユーザーがページにいつアクセスしても
同じ表示をするページのことです。
つまりこれがHTMLで作成したページのことです。
動的ページとは
ユーザーがページにアクセスする状況に応じて
表示が変化するページのことです。
静的ページと動的ページとの違い
この説明では、わかりにくいかもしれませんね。
この静的ページと動的ページの違いを簡単に説明すると
静的ページは更新されない限りいつでも同じ表示をするのに対し
動的ページはアクセスするごとに変化するということです。
もっとわかりやすい様に具体的な例を挙げます。
動的ページの例
例えば、画像が変わったりするページを
見たことがないですか。
そのページは動的ページなので、
HTML以外のものが使われています。
なぜかって、それは、
HTMLだけでは動的ページを
作成できないからなのです。
ウェブサイトのトップページの画像が
自動的に切り替わるスライドショーを
見たことありませんか。
例えば以下のトップページです。
ネットファニチャー キコリ
https://kiko-ri.com/
このようなスライドショーは、
JavaScript(ジャバスクリプト)で
表示させている場合が多いです。
そのほとんどが JavaScript のライブラリである
jQueryを利用しているようですね。
おっと、話を戻しましょう、
たしかHTMLでは出来ないことが動的ページ作成
ということでしたね。
動的ページを作成する言語とは
動的ページを作成することができる言語は、
Perl,Ruby,Python,PHP,JavaScriptなどの
スクリプト言語です。
それでは、動的ページを作成することができる
言語のうち、どの言語が比較的簡単に学習
できるでしょうか。
各言語、長所短所いろいろありますが、
仕様や文法が比較的簡単で覚えやすいと
言われているPHPをお勧めします。
まあ、たぶん異論がある方もいるでしょうけど、
一応、C言語を学んだ経験がある私的には
簡単に学べました。
Perl や JavaScript もちょっとかじった程度
やってみたことはありますが・・・。
そんなことは、どうでもいいですね。
失礼しました。
ということで、PHPの紹介です。
PHPとは
PHPとは、PHP:Hypertext Preprocessorを
再帰的に略したものです。
HTMLに埋め込んで使うことができます。
PHPファイルの拡張子は、「php」です。
前にも説明しましたが、
PHPは動的ページを作成するスクリプト言語です。
PHPファイルはウェブブラウザで表示できない?
PHPは動的ページを作成するので、
静的ページを作成するHTMLと違い不都合があります。
当たり前ですが、PC(ローカル)上にあるHTMLで
作成したファイルをダブルクリックすると
対応したウェブブラウザでそのまま表示できます。
それはHTMLが静的ページを作成しているからです。
それに対し、動的ページを作成するPHPは、
ウェブブラウザで表示させることができません。
「えっ何、なんで表示できないの?」
と疑問に思うかもしれません。
答えは、動的だからです・・・。
と書いても意味不明ですよね。
私も初めは疑問に思いました。
それを詳しく説明すると長くなってしまうので
簡潔に説明します。
要は、HTMLは静的なのでウェブブラウザで
表示可能なのです。
PHPがウェブブラウザで表示できないのは、
動的だからです。
PHPファイルが動的ページを表示する仕組み
つまり、動的ということの仕組みを説明すると、
HTMLファイルやPHPファイルは通常、
サーバー上にアップロードします。
静的であるHTMLファイルはサーバー上でも
そのまま表示します。
動的であるPHPファイルはサーバー上にあり、
アクセスするたびにPHPファイルに
書かれてある命令を実行し表示を
変更させています。
実際にウェブブラウザで表示されているのは
PHPファイルに書かれてある命令を実行した後の
表示なのです。
ですから、PC(ローカル)上にあるPHPファイルを
ウェブブラウザで表示すると、そのソースそのものが
表示され、PHPファイルの命令を実行した後の画面を
見ることができません。
それは、ウェブブラウザがサーバーではないので
PHPファイルの命令を実行できないからなのです。
ちょっと難しい表現で、わかりにくかったかも
しれませんね。
ローカル環境でPHPファイルの動作確認するためには
それでは、サーバー上にいちいちアップロードして
PHPファイルを実行してみないと、
PHPファイルの動作確認ができないのでしょうか。
不便ですね、困りましたね。
そう思う方も多いのでその解決策があります。
PC(ローカル)環境でPHPファイルの動作確認
するためには、ローカル環境のサーバー構築ソフト
を使用することで実現できます。
要は、PC上でPHPファイルの動作確認するための
ソフトということです。
その代表的なものに、XAMPPというソフトウェアが
あります。
よかった、よかった。
私もこれを使用して重宝しています。
PHPを学ぶ上でまず初めにしなければならないのが、
PC上でPHPファイルの動作確認できる環境を
作ることですね。
もし、PHPを学ぶのであればまずは、
XAMPPを導入しないと始まりませんね。
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