今回は、登録画面の入力内容をチェックするための
準備として、データベース作成について
説明させていただきます。
なぜ、チェックにデータベース?
と思われるかもしれませんね。
なぜデータベースが必要なのか
通常の入力内容のチェックでは、
データベースを必要としませんが、
今回の入力内容にユーザー名というものがあります。
このユーザー名は、重複してしまうといけないので
重複チェックする必要があります。
もともとPHPで会員登録を作成するためには
どこかに会員情報を保存しておく必要があります。
そのどこかが、データベース上なのです。
ですから、新規にデータベースを
作らなければいけません。
そして、そのデータベースに顧客登録用の
テーブルを作成します。
データベースとテーブルの仕様
まずは、データベース名ですが、今回は、
「kaiintouroku」でもいいのですが、
なんか読みにくいかなと思いますので、
「register」にでもしましょうか。
テーブル名は「kaiin」ではなく、
「member」でしょうか。
そして、今回の登録項目は
ユーザー名、メールアドレス、パスワード
でしたが、一応ユーザーIDも登録し、
4項目にしましょう。
各項目の項目名、データ型、長さは
項目 | 項目名 | データ型 | 長さ |
---|---|---|---|
ユーザーID | id | INT | 10 |
ユーザー名 | name | VARCHAR | 30 |
メールアドレス | VARCHAR | 90 | |
パスワード | pass | VARCHAR | 32 |
に設定します。
データ型とはデータの種類を表すもので
代表的なものをあげます。
データの種別 | データ型 |
---|---|
文字列(固定長) | CHAR型 |
文字列(可変長) | VARCHAR型 |
数値(整数値) | INTEGER型 |
数値(小数) | DEMICAL型 |
日付 | DATE型 |
ユーザーIDは整数なのでINTEGER型、略して「INT」
ユーザー名、メールアドレス、パスワードは
文字列(可変長)なのでVARCHAR型にします。
データベースを作成する方法
データベースを作成する方法は、
各々のサーバーによって異なります。
多くのレンタルサーバーでは、
「phpMyAdmin」を使って作成可能です。
以前紹介した、「XAMPP」でも「phpMyAdmin」を
使用することでデータベース作成できます。
「phpMyAdmin」の使用法は共通なので
各サーバーでログイン方法は、
調べればすぐにわかりますので省きます。
少ないですが、3つのレンタルサーバーの
ログイン方法を載せます。
これから、「XAMPP」での「phpMyAdmin」を
使ってのデータベース作成方法を説明します。
XAMPP での phpMyAdmin
XAMPPのコントロールパネルを起動し、
[Apache]列の[Start]と[MySQL]列の[Start]
をクリックし[Apache]と[MySQL]とを起動させます。

[Apache]列のPID(s)、Port(s)のそれぞれと
[MySQL]列のPID(s)、Port(s)のそれぞれの
数値の値が表示されたら、[Apache]と[MySQL]とが
問題なく起動したということです。

ウェブブラウザ(ここではGoogle chrome)に、
「http://localhost/phpmyadmin」と入力し
[Enter]キー入力します。

「phpMyAdmin」画面が表示されますので、
[データベース]をクリックします。

[データベースを作成する]の下に、
「register」と入力し、
[作成]ボタンをクリックします。

新しく、「register」というデータベースが作成されます。
ここからこのデータベースにテーブルを作成します。
テーブルを作成の下に、テーブル名「member」
カラム数(項目数):4 を入力し[実行]を
クリックします。

それでは4つの項目を入力していきましょう。
それぞれの
名前は、id、name、email、pass
データ型は、INT、VARCHAR、VARCHAR、VARCHAR
長さは、10、30、90、32
を入力します。

ユーザーIDは、会員登録の時に入力せず、
自動的に番号を入れたいので
Auto Increment(A_I)にチェックを入れ
[保存する]をクリックします。

「member」テーブルが作成されました。

終わりましたら、XAMPPのコントロールパネルで
[Apache]列の[Stop]と[MySQL]列の[Stop]
をクリックし[Apache]と[MySQL]とを終了させてください。

これでデータベースとテーブルとを作成できました。
次はいよいよ PHPを書いていく予定です。
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